多楠の日記@はてな

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それでも「お楽しみはこれからだ」と言おう

一報を目にしたとき、職場で思わず「…は!?」と声が出てしまった。
プロレスラーのハヤブサさん死去
「元」じゃない。リングに帰ってくると約束していたから。


ハヤブサのイメージは、やっぱり第1回スーパーJ CUPのライガー戦。
当時は大学生だったな。深夜のワープロで観た。
FMWの試合はプロレス専門誌で追ってたくらいだったんで、動く映像に「すげぇ!」と思ったのを覚えてる。


その後、人生とのタッグで全日に参戦するようになると、全日中心に追ってた自分は観る機会が増えた。
あのころの全日ジュニアは飛んで跳ねてがあまりない、グラウンドが多い試合展開だったんで、ヘビーに混じっての方が映えていた印象。


で、15年前の事故。
プロレスに「たら」「れば」は無い。
無いけど、それでもあの事故がなければ、ゼロ年代のプロレス風景はどうなってたんだろう…と思ってしまう。


生で見たのは、小橋引退試合が最後になるのかな。
「それでは開会宣言を、ハヤブサ選手から…」のアナウンスで、会場が「おおおおおぉぉっ!!」て沸いた。
全身不随から、補助付きといえ歩けるまで回復ってやっぱすげーよ。
そして場内一丸の「お楽しみはこれからだ!」のシャウト。


ハヤブサさん「急死の詳細」を関係者明かす
急死の詳細によると、1人暮らしで就寝中に急病を発症しての孤独死、ということらしい。
たぶん、本当に最期まで「これからのお楽しみ」を思い描いていたんじゃないかなぁ。
このへんも、いろいろと考えてしまう。


「これから」を考えると、漠然とした不安に襲われたり、すとんと「闇」に落ちそうになったりする。
それでもやっぱり、
「お楽しみはこれからだ」
そう思って、口にして、奮い立たせて、「これから」に対峙する。
これからもそうやって生きていくんだろうなぁ。


ハヤブサ選手、熱い闘いをありがとうございました。黙祷。