25回目のG1クライマックスも、残すは両国3連戦のみ。
今日はその1日目、Aブロックの優勝決定戦進出者が決まる日。
G1の開始5分前から「歴代優勝者紹介」のVが流れるんだけど、これが始まりへの昂ぶりを否応無しに煽ってくれる。
このBGMがDaughtryの「Feels Like Tonight」て曲。
俺にとってはこっちがG1のテーマ曲って感じもあるくらいに。
公式戦前の序盤4試合は、翌日以降の前哨戦になってた。
この日で言えば、第1試合は裕二郎vs本間と小島vsアンダーソン。
第3試合は後藤vs永田と、最終日のKUSHIDAvsリコシェ。
第4試合は当然、翌日のメインであるオカダvs中邑。
このカード構成は、G1を通して上手いこと「明日への期待」を煽る方向に機能してたと思う。
前半で目に付いたのはやっぱりエルガン。久々に来た「動けるパワーファイター」枠。
「2人まとめてバックフリップ」とか「半回転してシットダウン式パワーボム」とかみると「大社長かっ!」と思わないでもないけど。
あとはルチャ殺法とドラゴンリングインお願いします(アカン
後半5試合は公式戦。Aブロック最後の組み合わせ。
柴田vsギャローズ。柴田は最後まっすぐに行き過ぎた感が。
ギャローズがハングマンズヌース(シットダウン式のネックハンギングボム)で勝ち。
YTRvsファレ。今度のおもちゃはファレですか。
場外で金的食らわせてリングアウト勝ち。
天山vsダストさん。アナコンダマックスで天山の勝ち。
途中レフェリー海野もダストさんに蹴りを入れる。残念でもないし当然。彼らしい最期といえる。
結局このG1も中途半端な内容と結果に終わったダストさん。
今回のキャラチェンジも不発なら、もうキャプテンノア2号とかになればいいよ(投げやり
真壁vs飯伏。飯伏は跳び技だけじゃなくこの手のバチバチも出来るのが良いなぁと。
フェニックススプラッシュでピン。これでNEVER挑戦あるかもな。
メインは棚橋vsAJ。この試合で勝った方がAブロック1位となり、優勝決定戦へ進出する。
とにかく、すごかった。過去の同カードと比べても、最高の試合といっていいと思う。
棚橋のハイフライフロー2連発で決まらない(あのムーブが決まったのに返される展開は初めて見た気がする)。
AJのカーフキラーで決まらない。
棚橋のスタイルズクラッシュで決まらない。
AJのハイフライフロー(フロッグスプラッシュ気味)で決まらない。
どこまで行くのか?
どうやって決めるのか?
AJのブラッディサンデーが決まって、スタイルズクラッシュの体勢へ。
下から脚を払った棚橋が、グラウンドでのドラゴンスクリュー。
そしてコーナーに上り、起き上がるAJへハイフライアタック→正調ハイフライフロー!
3カウント!
棚橋がAブロック勝ち抜け、日曜メインの優勝決定戦へ進出を決めた。
AJの脚に狙いを絞った棚橋に対し、AJの狙いは棚橋の首と脚に分散した辺りが勝負の分かれ目だったか。
場内は祝福の大歓声。そして始まる、いつもの棚橋の試合後パフォーマンス。
本当にすごい。
あれだけの試合をしたあとなんだから、短くコメントしたあと控室に戻って座り込んでもおかしくない。
そこへマイクに加え、エアギター3回に「愛してま〜す！」に場外フェンス沿い一周まで、当然のようにやってのける。
レスリングスタイルの好き嫌いはあるかもしれんけど、棚橋の「エース精神」はもっと評価されて良いと思う。
明日は両国2日目、Bブロックの決定戦。
オカダか中邑か、あるいは他の誰かが思わぬかたちで出てくるのか。
