2008年9月5日、NTV系で放送された「ライオンスペシャル 第28回全国高等学校クイズ選手権」。
まぁ毎年おなじみの「クイズの甲子園」なアレだ。
例年は8月最終か9月最初の「金曜ロードショー」枠でやってたけど、今年は19時からの放送だった。
かの「アメリカ横断ウルトラクイズ」の弟分としてスタートしたこともあって、地区予選から例年いろんな形式のクイズが出題される。その難問奇問に「知力、体力、チームワーク」を駆使して挑む3人1組の高校生。
で。今年もそんな「高校生クイズ」を観たわけだ。流石に時間帯的に生視聴は厳しいんで録画でだけど。
…何ですかあれは。
バラエティ豊かな地区予選は省略(まぁ地区内での事前放送は例年通りだったんだけど)。
本選は全てスタジオ撮り。1回戦でいきなり50→8チームに絞り込む荒業。
凝ったクイズ形式は無く、高校生レベルを超えてたFBI問題は省略されて視聴者にはワケワカメ。
「○○大合格No.1」「○○地区No.1の進学校」の乱舞するチーム紹介。
そしてそういった「売り文句」のない学校は徹底無視で空気扱い。
お前らそんなに灘だの開成だのが大好きか。
なんで「有名進学校のエリート生徒によるガチ対決」を煽るだけの糞みたいな大会にしちゃったんでしょ。
確かに以前から強豪校のクイズ研究会(東大寺とかラサールとか)が闊歩する傾向はあったけど、
「学力的な全国での順位・位置づけ」を前面に押し出すことはしなかったはず。
敗者復活等のサプライズもなく、スタジオの芸能人も何のためにいるのかよくわからない。
そもそも司会からして空気。オリラジ何やってたんだか。
出場している高校生には全く非はないっすよ。
彼らは用意された舞台で、提示された条件の下で自分たちの全力を注ぎ込むことだけを考えてればいい。
問題は舞台の造り手と、その演出方法。とにかく今年は酷過ぎた。
なんというか「ウルトラクイズ」終了後もぎりぎりの所で保たれていた「何か」が終わった感じ。あーあ。
んで、極めつけは今年のスタッフに「監修:五味一男」の名が(笑)。
うわーやっぱあいつ「ゴミみたいな番組しか作れないワンパターン男((C)伊集院)」だな。