日曜の朝１回目、10時40分の回。観客は20人くらい。
公開2日目でもこの数か…午後はどうだったんだろ。
米澤穂信の原作はハードカバーで既読。今は文庫で出てますね。
「ホリプロ」「日テレ」が前面に出てくるあたり嫌な予感はしたけど、
まぁここまでとは思わなかったわ。途中で惜しみなくトイレに中座できたほど。
ぶっちゃけ2時間半相当のTVスペシャルをCM抜きで劇場で見せられたような感じだった。
107分の密室劇。舞台移動もないし制作費安そうだなーと。
尺の関係からか、はしょられてるシーンも結構あり。
特に終盤のギミック。あれが無いとホントに館の中だけなんだよなー。
オチになる部分の改変も気になった。
あそこは「あんな体験」を一緒にした人から「あんな手紙」が来るからこそのラストだろーと。
それで無くとも、全般のテーマ的な部分がヒューマニズム寄りに変わっちゃってるし…。
原作は「理屈は置いといて、シチュエーションとギミックにドキドキする」小説だと思ってるんで。
原作未読の人、文庫で読んでください。そっちの方が遥かに面白い。
藤原竜也と北大路欣也の絡みにハアハア出来る人、DVDレンタルまで待っていいかも。
原作既読の人、観に行く必要ないよこれ。DVDも不要。TVでやったら観れば？ という感じ。
正直、時間的にはムダだったなぁ。
割引チケ利用の900円だから我慢できるけど、正規料金だったら…はぁ。
