多楠の日記@はてな

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こんな形で復刊するとは

I.リビングストン「死のワナの地下迷宮」とS.ジャクソン(英)の「地獄の館」が復刊するとのこと。
まずはめでたい、と言っとこう。
日本での初刊行は社会思想社の現代教養文庫FFシリーズ、No.6とNo.10。…どっちも自室にあるな(笑

同じ「ファイティング・ファンタジー」シリーズの「火吹き山の魔法使い」「バルサスの要塞」
扶桑社からの復刊だったんだけど、その後シリーズ続刊の音沙汰ないなーと思ってたら、
今回はホビージャパンからの復刊、HJ文庫のレーベルでこんな感じに。
女主人公にして、キャッチーなイラストに変更。要するに「クイーンズブレイド」と同じ売り方ね。
…まぁ主人公である「あなた」の性別が限定されただけと捉えれば、なんとかなる…のか?

上に俺の事も書いたけど、この辺のゲームブックを好きな人って今でも元の文庫を持ってると思うのね。
実際俺も、現代教養文庫の一連の作品や創元推理文庫SAGBシリーズは売ったり捨てたりせずとってあるし。
新刊出てたのがもう15年位前…つかあの頃のスニーカー文庫(既に絶版のやつ)とか普通にまだ持ってるな。

創土社版のゲームブックシリーズは大判になったこともあって、持ってるやつも買い直した。
ただ、元と同じ文庫の扶桑社版はスルーしてた。
こういう読者の存在が扶桑社での復刊打ち切りの遠因だとするなら、
新たな読者層を獲得すべくとられた(と思われる)今回の翻案も受け入れるべきなんだろう。

ゲームブック隆盛期を知る身としては寂しくはあるけど。